成田空港の周辺エリアで、防音工事の助成申請を検討する際に、
防音工事の目的
と
工事の内容
について確認しておきたい。
こんなお悩みを解決する記事です。
この記事の内容▼
・ 防音工事の目的
・ 防音工事の内容
・住宅の開口部
・空調機器(エアコン、レンジフード、換気扇)
・天井と壁の防音工事(減音材使用)
防音工事の目的
空港周辺の防音工事は、
航空機騒音の影響を減少
させて、
室内において静穏な生活ができる
ことをその目的としています。
防音工事の内容
その為の工事の内容としては、
・住宅の開口部
・空調機器(エアコン、レンジフード、換気扇)
・天井と壁の防音工事(減音材使用)
となります。
※天井と壁の防音工事(減音材使用)については、助成の要件によっては、対象外になる場合もあります。
それぞれの項目について、みていきましょう。
住宅の開口部の防音工事
住宅の開口部の防音工事としては、
・窓
・掃き出し窓
・出入口(玄関等)
が対象となります。
具体的には、上記の箇所を、
・防音アルミサッシ、防音玄関ドアに取り換える工事
や
・内窓を設置する工事
を行います。
(内窓工事は、対象エリアの規定があります)
空調機器(エアコン、レンジフード、換気扇)の防音工事
エアコンについては、家族構成によって、助成の対象となる台数が決まっています。
また、レンジフードについては、「深型タイプ」と「浅型タイプ」が設置できます。
「浅型タイプ」のレンジフードについては、同時給排できない場合は、換気扇を併設します。
天井と壁の防音工事(減音材使用)
騒防法における天井と壁の防音工事の要件としては、
第1種区域のうち、
66デシベル以上73デシベル未満の区域
がその対象となります。(B工法)
但し、1種区域の
62デシベル以上66デシベル未満の区域
については、共生財団の「拡充工事」 で、天井と壁の防音工事の対象となります。
天井の防音工事 については、軟質遮音シート、グラスウールを防音材料として使用して、天井裏に敷き込む工事を行います。
外壁の防音工事については、
・乾式外壁(サイディング等)の場合、外装遮音板や、プリント鋼板を張る
・モルタルの場合、漆喰やモルタルを既定の厚さで塗る
といった工事内容になります。
また、内壁の防音工事の場合は、軟質繊維板、軟質遮音シートを防音材料として使用します。
尚、それぞれの工事内容は、対象となる地域や要件によって、助成の内容が異なってきます。
ですので、事前に、
対象地域や要件
をチェックする必要があります。
以上、防音工事の目的と内容についての説明でした。