防音工事の際に、
空港会社や共生財団から助成
を受けられると聞いたけど、その違いを知りたい。
こんなお悩みを解決する記事です。
この記事の内容▼
・防音工事の助成や補助からみる違い
・共生財団とは、
・防音工事の助成の申請は?
成田空港の騒音エリアで、防音工事を行う際には、要件によって、
・空港会社
や
・共生財団
から、助成や補助を受けることができます。
では、空港会社と共生財団の助成の違いは何でしょう?
防音工事の助成や補助からみる違い
防音工事の助成の観点からみると、共生財団は、
空港会社の助成を補完する内容
となっています。
例えば、
騒防法第一種区域
の防音工事には、騒音レベルによって、下記の2つのエリアに分かれます。
・66デシベル以上73デシベル未満
・62デシベル以上66デシベル未満
それぞれ、下記のように、防音工事の内容も異なっています。
・66デシベル以上73デシベル未満
→B工法
天井と壁の防音工事(減音材使用)
防音サッシの取り付け
空気調和機器(冷暖房機・換気扇・レンジフード)の設置補助
・62デシベル以上66デシベル未満
→C工法
防音サッシの取り付け
空気調和機器(冷暖房機・換気扇・レンジフード)の設置補助
内容的には、C工法のほうが、簡易な内容になっています。
この62デシベル以上66デシベル未満のC工法のケースについて、
共生財団の「拡充工事」によって、
壁・天井部分への減音材施工
が助成されるようになっています。
また、騒防法第一種区域以外のエリアにおいても、
共生財団が定めた「隣接地域」
においては、サッシ工事や空調機器の設置についての助成、補助がなされます。
ですので、
基本的な防音工事の助成は、空港会社が行い、
それを補完するような内容で、共生財団の助成、補助がある
といえます。
共生財団とは、
共生財団のホームページを見ると、
当財団は、成田空港と周辺地域との共生の実現、及び成田空港周辺地域の発展に寄与することを目的に、成田市、富里市、山武市、芝山町、多古町、横芝光町、千葉県及び成田国際空港株式会社の出捐によって平成9年に設立され、成田空港周辺地域の実態に即したきめ細かな民家防音工事への助成や航空機騒音の測定等の事業を実施しております。
http://www.nrt.or.jp/zaidan/index.html
とあります。
ですので、その設立趣旨のひとつに、
きめ細かな民家防音工事への助成
とあるように、防音対策に関するサポートを行うことがあげられています。
防音工事の助成の申請は?
防音工事の助成は、空港会社や共生財団、あるいは、関係市町からうけることになりますが、その申請は、
関係市町の担当部署
が窓口になります。
ですので、それぞれの機関に書類を提出するのではなく、関係市町の担当部署がとりまとめて窓口となっています。
申請フローは、下記ページにも記載しています。
以上、【成田空港】空港会社と共生財団の違いについての説明でした。